国際的に活躍したい方、転職に有利な資格や知識

2019年7月11日


外国で働きたい、海外で活躍するのに有利な資格

転職には必ずしも資格保有が必須条件ではありませんが、持っていると転職試験に合格しやすい場合があります。

今日は国際的に活躍したい方に有利な資格の内容について説明していきたいと思います。

語学系

・まず英語
英語

海外で活躍したい方は日本語以外の言語能力は必須になります。

英語といえばTOEIC

TOEICテスト(Test Of English for International Communication)通称トーイックは、英語のコミュニケーション能力を測る世界共通の試験です。TOEICテストでは、リスニング(聴解)とリーディング(読解)の英語能力が測定されます。一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会により年に10回実施されるため、受験機会が多いことが特徴です。TOEICテストは、多くの企業で採用・昇進の基準として使用されていることから、ビジネスパーソンの間でも人気の高い資格試験です。

TOEIC試験には、TOEIC Bridgeテスト、TOEICテスト、TOEIC S&Wの3種類があります。TOEIC Bridgeテストは初・中級レベル向けのテストで、TOEICテストは英語の聞く・読む能力を測るテストで、TOEIC S&Wは英語で話す・書く力を測るテストです。一般的に多く認知されているのが聞く・読む能力を測るTOEICテストになります。

英語は必須でして、TOEICのレベルで700点以上ないと選抜試験で落とされてしまいます。

理想としては900点以上、とりあえずは800点があれば遜色はないと思いますので、まずは何とか800点取れるように頑張ってください。

TOEIC

英語とは別にもう一つ語学の資格を持っておくと大変有利になります。

オススメは中国語検定、インドネシア語検定、スペイン語検定あたりでしょうか。

インドネシア語ができれば、インドネシアのみならずマレーシアでも活躍することができるため大変便利です。

一番のお勧めは中国語になります。

中国語で世界的に通用する資格はHSK

漢語水平考試 (Hanyu Shuiping Kaoshi、HSK)は中国政府が認定する世界共通基準の中国語資格です。HSKは、様々な国と地域で実施され、世界的な認知度も高い資格試験です。中国語母語話者以外の中国語学習者を対象とし、中国語能力を測る指標として中国国内の大学や海外の企業で採用や研修の評価基準としてよく使用されます。日本国内ではHSK日本実施委員会が主催として筆記試験と口頭試験を実施します。

漢語水平考試(HSK)の筆記試験は、1級(初級)から6級(上級)の6段階に分かれています。試験は中国語の聴解能力、読解能力、作文能力を測る3つのパーツで構成されています。※1級・2級の試験には作文力を測る試験のパートはありません。
口頭試験は、初級・中級・高級の3段階に分かれており、高級では中国語全般にわたる高度な運用能力を有し、流暢に自分の意見を表現することができるレベル、と定められています。

中国語はシンガポールでも日常会話で使用可能です。

中国語に関しては、アジアおよび東南アジアの経済を牛耳っているのが華僑の方であるため、中国語(標準中国語、MANDARIN)ができれば、中国や台湾のみならず、シンガポールやマレーシア、インドネシア、タイの中華系の方に対して使うことができます。

かなり応用範囲の広い言語だと思います。

中国語

スペイン語に関しては、スペイン本土のみならず、メキシコでも使うことができます。スペイン語は使える日本人が少ないため希少性もあります。

スペイン語

会計、財務系

総務、経理、会計の職種は日系企業の現地採用求人が多いです。特に会計や経理業務は3年以上の実務経験を募集要項にしている求人が非常に多いです。実務経験+簿記1級や公認会計士資格を持っていればあっさり採用が決まる事も。

会計士の場合は、駐在員として海外赴任するケースもありますし、現地就職で日系企業の対応をする場合も。

ただし、長く海外で仕事をすると日本の会計事情に疎くなりがちなので、継続的に日本の会計業界にも触れておく必要はあります。

・米国公認会計士(US-CPA)
米国公認会計士(U.S. Certified Public Accountant、U.S.CPA)資格は、アメリカのAICPA(The American Institute of Certified Public Accountants)により実施される試験で、試験合格により米国各州が認定する公認会計士のライセンスを取得する資格を得ることができます。会計を始め、経理、財務、税務、法務などビジネスに生かせる様々な専門知識が英語で出題されるため、専門知識と英語力の証明としても広く認知されています。日本のCPA(Certified Public Accountant)と区別するためにU.S.CPAまたはUSCPAと呼ばれています。

この資格があれば、財務会計経理の部門で世界的に通用します。

巷では結構簡単でTOEIC400点でも合格したとか、簿記二級レベルだとか言われていますが、実際は結構難しいです。

米国公認会計士

日本の公認会計士資格があれば、問題文の内容を推測できるのでTOEIC400点でも会計知識で補完することにより合格できるかもしれませんが、普通の人はTOEIC700点台ないと歯が立ちません!

加えて基礎的な簿記知識も必要でして最低でも簿記二級レベルを要求されます。

独学ではムリなので資格取得には専門の通信教育か学校に通う必要があり、かかる費用も50万円レベルです。ただ投資に値する資格だとは思います。

・簿記一級
財務会計知識は、どの会社でも要求されますし、特に中高年以降の経営層、管理者層には必須知識になります。

簿記会計の仕組みは世界的に同じなので、簿記の最高レベルである一級があれば高く評価されるでしょう!
簿記一級

・貿易実務検定、通関士
通関士は、通関手続きの代行や提出書類の作成を一手に引き受ける貿易のスペシャリストで、就業にあたっては財務省が管轄するの国家資格「通関士」の取得が必要となります。通関士の資格を所有している人は、輸出入関連の企業、通関業を兼業している倉庫業や航空会社の貨物部門、運送・物流会社などで輸出入の通関手続きを適正に行う、専門性の高い業務に携わることができます。

海外でビジネスを行う場合、ほとんどのケースで貿易知識が必要になります。製造業の場合は材料や製品の輸出入、小売業の場合でも商品の輸入、銀行や保険、リース会社でもCIFやFOB、DDUなどの知識やB/L(船荷証券)の意味や読み方を理解する必要があります。

旅行代理店の窓口や調理師、レジの店員などの末端の仕事であれば、貿易知識を要求されることはありませんが、いまこのページを読んでいる方でそのような仕事に就こうと思っている方は少ないと思いますので、基礎的な貿易知識は図書館で本を借りるなどして身につけた方がアピールポイントになります。

IT、コンピュータ

海外勤務では1人でいろんなことをこなす必要があります。会社ではパソコンやサーバーを使用しているので、システム的な知識も必要になりますが、現地法人に派遣されている50代のおじさんたちはコンピュータやシステムが苦手です。

ですので、システム、コンピュータ系に強いとかなり重宝がられます。

お勧めは以下の資格です。

MCP資格制度

MCP資格制度(Microsoft Certification Program、マイクロソフト認定プロフェッショナル)は、マイクロソフト社が認定し、マイクロソフト社のサーバや開発環境などの製品に関する技術的な知識や、実務能力を評価認定する民間資格です。システムエンジニア、システムインテグレータ、コンサルタント、プログラマ、トレーナーなど、システム関連技術者を目指している方に広く知られる、人気の資格です。

MCPの認定試験には、マイクロソフト認定ソリューション アソシエイト(MCSA)、マイクロソフト認定ソリューション エキスパート(MCSE)、マイクロソフト認定ソリューション デベロッパー(MCSD)、 およびマイクロソフト スペシャリストの認定に必要なすべての試験が含まれます。
※試験のセキュリティと認定資格の価値を保護するために、試験形式や質問のタイプが試験前に明らかにされることはありません。出題される可能性がある内容はマイクロソフトの認定資格試験のページにヒント動画がアップされています。

MOS

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)は、ExcelやWordといったMicrosoft Office製品の利用スキルを証明する資格です。MOSは世界共通の認定証があるため、世界中で通用する民間資格です。ビジネススキルがアピールできる資格として、事務系職種に携わるビジネスパーソンや新卒社員などに人気があります。

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)の試験は、マイクロソフトオフィス製品のバージョンごとに用意され、科目はWord(文章作成ソフト)、Excel(表計算ソフト)、PowerPoint(プレゼンテーション・ソフト)、Access(データベース管理ソフト)、Outlook(電子メール・情報管理ソフト)があります。試験レベルについてWordとExcelには、一般レベルのスペシャリストと上級レベルのエキスパートの2つのレベルが用意されています。

ITIL認定試験

ITIL(Information Technology Infrastructure Library)認定試験は、ITサービスマネジメントに関するスキルを判定する指標として使用される国際的な資格の一つです。ITIL認定試験はイギリス商務局(Office of Government Commerce、OGC)により実施され、日本だけではなく世界中で認知されています。ITIL認定資格を所有している方はIT関連サービスマネジメントやシステム運用管理業務などに生かすことができます。

ITILの試験は4レベルに分かれており、それぞれの名称はファウンデーションレベル、インターメディエイトレベル、エキスパートレベル、マスターレベルといいます。ファウンデーションレベルは基本レベルの真剣で、コンセプト、プロセス、専門用語などの内容の理解が問われます。最上級のマスターレベルでは、エキスパートレベルの知識を持った上で、ITIL原則と実践を応用した実務経験を有することが求められます。

CISA

CISA (Certified Information Systems Auditor)は、情報システムの監査および、セキュリティ、コントロールに関する高度な知識、技能と経験を認定する国際的な資格です。日本語では「公認情報システム監査人」と呼びます。CISAはISACA(The Information SystemsAudit and Control Association, Inc. 情報システムコントロール協会)が主催し、情報システム監査およびコントロールの専門資格として欧米の企業で広く認知されています。CISAを取得した後でも資格を維持するために「常に専門知識を収集している」ことが重視されるのが特徴で、資格保有者は継続教育活動を毎年実践し、報告する必要があることから実践的な資格としての評価を得ています。

CISA公認情報システム監査人試験は(1)情報システム監査のプロセス、(2)ITガバナンスとマネジメント、(3)情報システムの取得、開発および導入、(4)情報システムの運用、保守およびサービス管理(5)情報資産の保護合計5科目で、IS監査原則や実践および技術的内容の領域に関する知識、評価、および適用の側面を測るために構成されます。

PMP

PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル/Project Management Professional)は、米国のPMI(Project Management Institute)が主催するプロジェクトマネジメントに関する国際資格です。PMPは、プロジェクトマネジメントに関する知識、教育、経験を測り、様々な分野のマネジメント能力・専門知識を有していることを証明します。プロジェクトマネジメントは、IT業界をはじめ様々な業界で注目されているため、PMP資格保有者はその知識・能力を生かして幅広く活躍することができます。

PMPの試験の出題分野は、プロジェクトの立上げ、プロジェクトの計画、プロジェクトの実行、プロジェクトの監視コントロール、プロジェクトの終結で構成されます。

コンピュータ

日本の資格としては、ITパスポート、基本情報技術者、もし可能ならネットワークスペシャリストあたりがあれば高評価だと思います。

あと「VBAエキスパート Excelスタンダード」といったマイクロソフトのオフィス系ソフトの資格もあると良いです。

コンピュータ

システムやコンピュータに強い人って、意外と少ないので、ITに強いのも強力なアピールポイントになります。

以上が海外転職にあたって有利になる資格(知識)ですが、あとは個別の仕事に合った資格をコツコツと獲得していくことをお勧めします。

資格

1つだけ注意点ですが、「〇〇の資格を取るまで転職活動を実行しない」のは大きな間違いなのでやめてください!

「資格を取った=転職できる」わけでは決してありません。

私の友人でこのような人がいて、資格を取るまでに2年間かけましたが、その間就職活動を一切しませんでした。結果、良い会社に就職できたのかというと、小さな給料の安い会社に就職してしまいました。資格試験の勉強は細切れ時間でもできますし、働きながらやった方がタイムマネジメントが上手くできて効率よく勉強できたりもします。

資格は転職のための手段の1つです。決して目的にしないように!

まずは転職活動をどんどん行いましょう!

面接の時に「〇〇の勉強をしています」でも充分アピールになります。