40代の転職、成功の秘訣とは!?

2022年1月9日

厳しいと言われる40代の転職。成功させるにはいくつかのポイントを知っておく必要があります。この記事では、40代転職をとりまく実情と40代に求められること、成功の秘訣と失敗する要因について解説します。

40代転職の実情

40代の転職は、求められるものや難易度が高いため、容易ではありません。しかし、豊富な経験やスキルをもつ40代転職者に期待する企業も多く、ニーズはあります。

リクルートワークス研究所『中途採用実態調査(2019年度実績、正規社員)』では、中途採用における採用年齢層は、30代(57.2%)、10代・20代(51.4%)に次いで、40代(44.6%)が3番目に多いという結果でした

出典:リクルートワークス研究所『中途採用実態調査(2019年度実績、正規社員)』2020年5月29日

規模別に見ると、従業員規模が1000人以上の大企業で10代~40代の中途採用が多く行われています。

業種別の「中途採用における採用年齢層」(中途採用した年齢層について複数回答)では、40代は医療福祉70%、機械器具製造53.3%、運輸業51.5%、建設業48.8%、製造業(機械以外)43.4%となっており、さまざまな業界で40代転職者が採用されていることがわかります。

 

40代の転職者に求められること

40代の転職では、経験やスキルが重視され、特にマネジメント力や企画力、提案力、専門性などが求められます。そのため、職務経歴書や面接で、ビジネス攻略のためにどのようにして成果を収めたのか、具体的な実績を伝える必要があります。

マネジメント力

マネジメント力が期待される40代の転職では、自身が経験してきたマネジメントスタイルを振り返り、志望する企業で求められるマネジメントとの共通性に注目しましょう。マネジメントには多様なスタイルがあります。例えば「モチベーションを維持・向上させ、新人が多い組織を引っ張っていく」ことと、「自分で判断して動ける経験豊富な専門職の集団をとりまとめる」ことでは、求められるマネジメントの質も異なります。自身の経験と求められているマネジメントスタイルに共通性があれば、異業種の企業であっても採用に至る可能性もあります。

企画力、提案力

企業の問題解決や目標達成に欠かせないのが、新たな価値を創造し、実現していく企画力です。加えて、提案力も求められます。どんなに良い企画でも、相手にその良さを伝え、説得できなくては意味がありません。相手が提案を受けてくれるよう、その企画の意味やメリット、魅力などをしっかり伝えられるスキルが求められます。企画、提案をして成果を上げた経験があれば、簡潔にアピールできるようにまとめておきましょう。

専門性

40代の転職では、「専門性」が重要なアピールポイントになります。専門職に就いて特定の分野の専門性を高めてきた人は、市場価値や企業のニーズを分析し、自分の専門性とマッチする部分を中心にアピールするとよいでしょう。また、専門職でなくても、マネジメントや新規事業の立ち上げなど、貴重な経験そのものが「専門性」として強みになることもあります。自分にどのような専門性や特別な経験があるのか、振り返ってみましょう。

40代転職を成功させるポイント

20年近いキャリアを積んでいる40代の転職では、20代、30代と同じように職務経歴書を書き、面接に臨んでも、経験や強みのアピールとしては不十分です。転職を成功させるためには、次に紹介するポイントをおさえておくことが重要です。

自分のキャリアを棚卸しする

40代にもなると複数の部署や職務を経験しており、職務経歴が厚くなる分、「どこが強みなのか」が伝わりづらくなります。自分なりの強みをアピールできないと、同業界・同職種の40代と同じような内容になりがちです。

そのため、これまでのキャリアの棚卸しが必要です。棚卸ししたら、「自分の市場価値を客観的にとらえる」ことを意識してください。市場や応募先企業のニーズに沿った「強み」がアピールできるようにしておきましょう。

業界や職種にとらわれないで探す

最近では、国内マーケットが頭打ちであること、新たなテクノロジーの登場で既存商品・サービスの存続が厳しくなっていることなどから、新規事業として異分野に乗り出す企業が増えています。そこで、新規事業の立ち上げを担う人材を、異業界・異業種から採用する動きも活発です。このとき採用ターゲットとなるのは、プロジェクトマネジメントやチーム運営を担えるベテラン層。経験を活かし、思ってもみなかった業界・業種への転職を実現するケースが増えていますので、経験が活かせる異業界・異業種にも目を向けてみてください。

複数の情報源と人脈を利用する

インターネットでは、さまざまな転職の情報が公開されています。転職する際に、求人情報サイトや企業のホームページ・採用ページ、口コミサイトなどを見た経験がある方も多いでしょう。その他にも、人材紹介会社やハローワーク、仕事のつながりがある人や友人・知人などから情報を得ることもできます。情報源は複数もっておくことで、多くの情報を得られるだけでなく、より信ぴょう性の高い情報を得ることも可能です。

また、40代になると、社内外での人脈もそれなりに築けているはずです。これまでの人脈を異業種で活かせることもありますので、効果的に活用する道があるかどうかという視点でも転職先を探ってみてください。

入念な企業研究を行う

どの年代の転職においても重要な企業研究ですが、いざ転職活動を始めると、それを怠ってしまう人も多いものです。そのため、企業研究を入念に行うだけでもほかの転職者と差をつけることができます。40代の場合、企業が求めるスキルや経験が多くて複雑であるため、採用のミスマッチを避け、転職を成功させるために企業研究は必須といえます。

志望動機を明確にする

書類選考の段階で落とされないようにするためにも、書類を記入する時点で志望動機を練っておく必要があります。一般的に、志望動機では応募企業を選んだ理由と入社後に実現したいことを書きます。40代の転職においては、これまでの経験や身につけたスキルをもとに、志望理由と実現したいことを具体的に記載することが重要です。即戦力になることが求められるため、企業研究を行ったうえで、その企業が求めるニーズを踏まえた志望動機を記載しましょう。

面接対策を徹底して行う

40代は職務経験が豊富な分、どの経験を強調するか工夫する必要があります。面接は、「自分の強み」と「企業のニーズ」をすり合わせる場です。40代の面接では、志望動機や退職理由などの流れから、これまで経験した仕事での実績や、成果をあげるに至るまでの課題設定や計画性、遂行力、巻き込み力などを見られます。自分の経験・スキルの中から応募職種で活かせる実績や経験とそれに紐づくスキルを洗い出しておきましょう。

転職先が決まるまで退職はしない

転職先が決まる前に現在の仕事を辞めた場合、収入が途絶えるため、数か月分の生活費を用意しておく必要があります。よって、転職先が決まるまでは退職をしないほうが賢明だといえます。収入以外にも、先に退職をしてしまうと、転職活動が難航した際に希望条件を妥協したり、ストレスが増え意欲が低下したりと、転職活動自体への悪影響も生じてきます。どうしても今の仕事を辞めなければならない理由がないならば、仕事を続けながら転職活動を続けましょう。

40代転職が失敗する要因

40代の転職で失敗する要因には、大きく次のようなパターンが考えられます。失敗要因をあらかじめ把握し、意識しておくことで転職の成功確率を上げることができます。

年収にとらわれすぎる

40代の転職の場合、「現職よりも年収がアップすること」を転職条件の上位に挙げる人も多くいます。もちろん、転職によって年収が上がるに越したことはないですが、年収にとらわれすぎると、ほかの条件面での不一致があっても重視せず進めてしまうことも起こり得ます。その結果、もし年収が希望通りでも、「今までの経験やスキルが活かせない」「企業風土が合っていない」などと採用後に後悔することになり兼ねないので、そのようなことを避けるためにも、年収にとらわれすぎないように注意しましょう。

職種や業界に固執する

先述のように、企業内での新規事業の立ち上げなどを背景に、異業界・異職種での採用も増えてきています。転職後も、これまで経験を積んできた職種、業界で活躍したいと考えている人も、ぜひ一度、異業界・職種にも目を向けてみてください。自分が経験してきた職種や業界に固執してしまうことで、選択肢を狭め、より自分に合った企業への転職のチャンスを逃してしまう可能性があります。

現職(前職)への不満を引きずる

現在勤めている企業や職場、仕事内容に不満があって転職を決めた場合にも、転職活動中はマイナスな考えを引きずらないようにしましょう。面接で現職(前職)に抱えている不満を口にしてしまった場合、面接担当者にネガティブなイメージをもたれてしまいます。転職活動をすると決めたら、過去よりも未来を見据え、「よりよい仕事人生のために」と前向きな考えにシフトしていくことが大切です。

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Posted by chuzaizen