「退職を考えたきっかけ」1位は給与に不満 人事制度や職場環境も理由に
ある「退職理由」のアンケートによると退職を考えたきっかけ、トップ3は給与、評価・人事制度、残業などの働き方。
25歳以下の第3位には「やりたい仕事ではなかった」でした。
退職を考えたことがある人に「退職を考え始めたきっかけ」を聞くと、第1位は「給与が低かった」(46%)、第2位は「評価や人事制度に不満があった」(37%)、第3位は「残業や休日出勤が多くて辛かった」(28%)という結果でした。
給与に関しては「何年いても給料が数万しか上がらない上司をみて」(25歳男性)「仕事量と給料が合っていない」(29歳女性)というコメント。評価・人事制度は「ミスの多い先輩が年功序列で昇進」(26歳女性)、「昇級試験では、上司に気に入られている人のみ合格し、能力は評価されない」(28歳男性)「キャリアアップのために異動を希望したが、できる人間は出せないと言われて同じ部署、製品を扱っている。全く成長していないことに焦りを感じる」(30歳女性)といった理由が挙がっています。
年代別に見ると、25歳までの第二新卒者は「やりたい仕事ではなかった」(25歳以下:31%、全体:16%)という理由が突出。「お客様を大事にする方針なのにイヤホンをしていたり、複数人でお話されているお客様にも声をかけ、接客するよう言われた。話しかけて欲しくないお客様のことを全く理解していないと感じ、私に合わないと思ったので辞めた」(22歳女性)、「公務員であり、自ら考えて自発的に行動することは許されなかった」(23歳男性)、「ルーチンワークで飽きてしまった」(24歳女性)というコメントが寄せらていました。
26歳を超えると「評価や人事制度に不満があった」(25歳以下:27%、26~34歳:38%)「結婚・子育て・介護などの家庭の事情」(同:6%、14%)という理由も増加する。「結婚や育児となるとやはり地元が良いと思ったから」(26歳女性)「妻の実家近くへ引越したくて」(29歳男性)、「共働きと子育ての両立を考えると全国転勤の会社では厳しいと感じた」(30歳男性)というエピソードが寄せられていまする。
また、「退職理由を伝えるうえでの不安」は、「次の職場が見つかるかどうか」(61%)がもっとも多く、次いで「退職をいつ伝えるか」(42%)「次の職場で上手くいくかどうか」(41%)が並んでいます。
かつてのような終身雇用制度は事実上崩壊しているが、それでも退職(転職)は、いつの時代も悩ましいものですね。
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