海外駐在経験者は転職に有利である5つの理由
海外駐在経験者は転職に有利と言われていますが、今日はその理由について説明したいと思います。
幅広い業務がこなせる
日本から派遣される海外駐在には、幅広い仕事が課されます。たとえ営業部で派遣されたとしても、コンプライアンスや情報セキュリティなどの定期的な管理、現地スタッフとの対応や教育、現地の法制度の理解、もし顧客とトラブルになった場合は、現地の弁護士と相談して、法的な手続きを行ったり、会計監査人とやりとりをしたり、非常に幅広い業務執行を要求されます。
たとえ30代前半の若者であっても、海外に派遣されると会社のマネジメントに携わることができるため、日本で働いているよりも、経営層の視点で会社を見ることができます。
営業から管理業務、マネジメントや人事管理、何でもできる経験を積んでいるため、海外駐在した人は転職市場で高い評価を得ることができるわけです。
環境適応力がある
異国の地で3年から5年生活をしながら仕事をしているので、採用担当者から見ると自動的に環境適応能力が高い人と認識されます。
また赴任する国によって宗教色が濃いところもありますので、異国の文化に対する理解や知識があると思われます。
例えばインドネシアやマレーシアの場合は、イスラム国家なので礼拝やラマダンと言ったイスラム教に対する理解が不可欠ですし、理解しておかないと従業員と接する時に苦労します。
フィリピンでは基本的にカトリックが多いのですが、ミンダナオ島に行くとムスリムの方もいるので、それぞれの地域によって宗教や物事の考え方に対して理解をする必要があります。
また赴任する国によっては、危険が多い地域もありますので、そのような場所でも上手にサバイバルできている能力があると評価されます。
日本国内のみで勤務している候補者と比較すると、海外駐在を経験している人は、より多くの知識や経験があると判断されます。
語学ができる
海外駐在経験者は、基本的に英語ができるため、それだけでグローバルな仕事ができるということで日本では高い評価を得ることができます。
面白いのがフィリピンやシンガポールでは英語ができて当たり前のため、このような評価は得られません。逆に言うと海外では日本語ができる方が日系企業から高い評価が得られます。
英語のみならず、第二外国語の中国語やスペイン語、韓国語やインドネシア語といった言葉ができるとさらに評価が高まります。
同時通訳レベルではありませんが、少なくとも業務をこなせる、現地で生活できるレベルの語学力はありますので、外国語ができる=特殊能力があるとして評価されます。
人脈
海外駐在をすると、外国で暮らしている日本人同士ということで、一体感と絆が深まり、濃密な人脈を構築することができます。
更に海外派遣人材は、同じような地域、例えば東南アジアの国々をヨコヨコで移動したりするため、別の国でも会ったりして仲良くなったりします。世間は広いようで狭いと実感する瞬間です(笑)
希少な人材である
海外駐在員は、日本人労働者人口の1%もいません。需要と供給の関係で、供給数が極端に少ない人材が海外駐在経験者です。
一方で企業のグローバルは、年々進んでおり、海外展開拠点を増やしたい企業はどんどん増えていますが、現在の日本はあまりにも便利になりすぎて、特に若者ほど海外に行きたがる人はそんなに多くありません。
このような状況の中で、海外要員を中途入社で賄うところは多いのですが、募集してみたところで、なかなか集まらないというのが現状です。
ですので、海外駐在員として即戦力の転職希望者がいた場合、かなり人材紹介会社からも注目されて、優先的に求人案件の紹介を受けることができます。
なぜなら、駐在員としての提示給与は一般の国内求人の給与よりも高いため、人材紹介コンサルタントにとって高いコミッションを得ることができるからです。
いろんな業務経験をすることができ、転職市場における人材としての評価も高まるのが海外駐在員です。
もし海外駐在としてのオファーがあった場合は、前向きに検討して海外へ飛び出していきましょう!日本で働くよりもきっと楽しく仕事できると思います!
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